髭・おじ好きのミーハー備忘録

おじさんと髭と、父子ものが好きなOLの広くとっても浅い備忘録

"おじさん"の年齢問題

おじさんの年齢問題はよくおじさん好きの間でも話題にあがる。

おじさん好きにも色々な好みの人々がいるわけなのだが、特に若い年齢の方に多いこだわりポイントの印象がある。

かくいう私も、●学生の頃(自主規制)はおじさん好きとしては年齢が大切だと強くこだわる方だった。ちなみに筆者自身もその頃は45overじゃないとおじさんとはいえないと言い切っていた。

今はその辺りは特にこだわっていない。好きな見た目ならまあ正直なんでもいい。まあ、もちろんアラフォー以降だとめちゃくちゃテンションがあがる。ただそうでなくても十分ハピネス。

というのも、もはや二次元だとアラサーからアラフォーあたりのかき分けなんて絵柄によっては若く見えるし、逆に超老けても見える。よく考えてほしい、某スポーツの王子様のキャラクターたちが、本当に「中学生に見える作画」をしていただろうか?ちなみに筆者の推しはオ●ムちゃんと真●●●郎である。ご査収ください。(そこまで詳しくはないのでこれ以上は言及しないでおく)
なんなら三次元でも最近ではもう何歳かよくわからん方々がいっぱい世の中にいる…。

それともう一つ理由があって、世の中のフィクション上でのおじさんに関しては、

  • そのフィクションをどこの層に刺したいか
  • フィクション上での全体のキャラクターの年齢層

などといったバランスを見て年齢が割り振られ、またその中で「おじさんが好きそうな人に向けたキャラ」として売る場合があるため設定年齢が若くても「見た目がおじさんぽい」というフックが仕掛けられていることが往々にしてある。
アイ●ルマ●ターsi●eMの山●●郎などをイメージしてもらえればわかりやすいかと思う。もちろん次●ちゃんは年齢から見ても「若い」が、おじさんらしい要素を多分に含ませて作ってあるキャラクターであり、「今までおじさんに興味がなかったけどなんか好きになっちゃいそうな層」と、「それっぽい作りのキャラクターだから惹かれる層」をちゃんと掴むことのできるしっかりした作りをしている。(例に漏れず私も好きである※詳しくはないのでこれ以上は以下略)

おじさん界隈を熱く見守る者(どこ目線なのか)としては、新しいおじさん好きはどんどん生まれていっていただき、新たなおじさんを創造してもらわねばならないのでこういう動きはとてつもなく重要と感じている。

これからわかるとおり、そう、年齢で足切りをすると出会えたはずのmy sweet Ojisanに出会えなくなるという可能性が高いということに気づいてしまったわけだ。

そこに気づいてからは、年齢はわりとどうでもよくなってしまった。
が、やはり何度でもいうが、アラフォー以降だとめちゃくちゃテンションがあがる。何卒よろしくお願いします。

ちなみに「年齢重要視」の人々はそもそも「見た目より年齢が大切」派閥もいると思っているので、今回私が話した足切りの点に関しては、あくまで”筆者自身のおじさんにおける重要な要素が、見た目の方だったから”という話として読んでもらいたい。
筆者が描くおっさんみんな同じような見た目だという点で察してくれ。かわいそうな目で見ないでください。好きすぎて一生自分で描いてるだけです。
わしらには救えぬものじゃ…。(画像略)

今回は以上!
ほな!

おじさん受けの漫画語りVol.1

自身の周りがアオハルを謳歌していた頃、おじさん萌えオタクとして私が夢中になったのが、「おじさん受け(オヤジ受け)」である。※もちろん現在も夢中どころかそれが人生みたいになっている
今回はそんなおじさん受けの話をしたい。
当然のように腐女子用語が飛び出しているが、受け・攻め等の概念などに関してはここでは割愛させていただく。

また、おじさん受け派閥とオヤジ受け派閥・オッサン受け派閥等で、たま〜に好きなおじさんの層が変わるようなこともあるのだが今回はまとめて「おじさん受け」の記載をする。
細かな振り分けが気になる方は申し訳ないが筆者はこういったものの分類分けに関してとてつもなく雑な傾向があるためご容赦願いたい。(小声)ちなみに買った当時の筆者は「オヤジ受け」派閥でした。草。なんじゃそら。

さて、話したいおじさん受けについてだが、私は漫画家の内田カ●ル先生の描くおじさん受け*1が大好きである。当時、アニ●イトの透明ブックカバーがボロボロになるまで読んでいた。
現在になっても何度も何度も読み返し、読み返す度に本を閉じ、天を仰いで良さを噛み締めるほどである。とにかく大大大好きである。

ご本人の後書き等を見ているとそもそもこれをおじさん受けBLとして話していいかどうかは大変疑問に思う*2が、一読者としてはそのように受け取り楽しんでいるので先生には解釈違いだったとするなら大変申し訳ない。しかしこのブログは己の気持ちの吐き出しのため、あえて己の受け取り方をそのまま書く。
そのためエゴサ等を避ける目的で伏字を使いつつ紹介させていただく。(Amazonのリンク等から漏れてしまうものは致し方ないが、まあ正直そこまでエゴサされないタイプの方であろうと思っている)

今回はこちらの漫画 デデン

あなたをひとりじめ (バンブーコミックス 麗人セレクション)

表題作が素晴らしいのはもちろんなのだが、「おそ●れはやかれ」「出●一丁♡」等、表題以外の作品も大変に、良い。*3

ちなみにわざわざこのブログを見るような人には説明がいらないとは思うが、念のためだがこの表紙の二人のカップリングではない。
ちゃんとそれぞれゴリゴリのおっさんの彼女がいる。安心してほしい。

どれも素晴らしいのであっちこっちしてしまいそうだが、グッと堪えて表題作の話をしよう。

簡単なあらすじとしてはこうだ。

学生寮の寮監の先生とそこの寮生の男子生徒は両思いで交際中。まだキスまでの関係で、女子にもモテる男子生徒にとって自分と付き合っているのは良くないのではないかと不安で次の展開に一歩踏み出せない先生。そんな中、元妻が寮を訪ねてきて・・・?!

かなりざっくりしたものだが検索にそんなにひっかかりたくないのでこれ以上はやめておく。詳細が気になる方は我らがちるちる *4をチェケラしていただきたい。

まずあらすじ時点で分かる通り、この話の何が良いかというと「希望ある若者に対して俺なんかが釣り合うのか」という、がっしりした巨体に髭面の受けの風貌からは想像できないようななんともいじらしく可愛らしい悩み…。
また、それと対比するかのように、攻め側がとにもかくにも真っ直ぐな気持ちをおじさんに若い力でぶつけまくるのだ。
そんな誠意を見せられたら、おじもタジタジ、攻めくんを受け入れざるを得ない。
この話はとにかくその描写をするための仕掛けを随所に散りばめて煮詰めたようなお話で大変ありがたい。思わず拝んでしまう。
攻めが勘違いしてひとりでつっぱしり、受けに対して乱暴をはたらくにも関わらず、乱暴をされた時の受けおじが、その思いのまっすぐさに気づき、応えようと決心をした上で、困った顔で笑いながらの「…オイ…。もっとさ…優しくしてくれや…。…初めてなんだぞ?」のセリフ回しがたいへん…たいへんに…好みです…(失われる語彙)

というかこれ好きなところ解説してたら自分の描いてる漫画まじでそのまんまの構図になってるの自覚してきて恥ずかしくなってきたな…。はい…好きなんです…。

わかりやすい例を挙げた方がいいかと思ったので今回はこのお話を挙げてはみたが、上にわかるとおり、女史の作品の良さは攻めの若者たちのまっすぐかつ純粋が故の粗雑ともとれる受けへの切願、その若者の気持ちを受け止めていいの!?ときめいちゃう…どうしたらいいのぉ!?でも年上だし…俺が受け入れなくてはどうする…!という受けおじの熱い抱擁のような気持ちがしっかり伝わってくるのだ。
受けも攻めもどちらも可愛い!てぇてぇんだが〜〜〜〜〜〜〜!?*5となるのが醍醐味である。
先生ご本人もよくおっしゃっていたことだが「少女漫画です」というところからも窺える通り、いじらしい恋し合う二人がこれまたいじらしく愛を育み、結ばれる構造のものが当時の作品では多かった。その構造、その構造なのに!受けの見た目はガッチムチの筋肉と髭、体毛(ケツ毛含む※重要)をこれでもかと蓄えまくった脂乗りまくりのおじさんなのだ…。どう考えてもエッチコンロ点火*6である。

表題以外の「おそ●れはやかれ」の方もどうにかして感想を書きたいものなのだが、もう好きすぎてうまくまとめられないまま3000字くらいかいてしまっているので軽く書きたいこのブログの趣旨に合わなくなってしまう…。
そちらはまたいつかの機会に書かせてほしい。
男やもめの亡くなった女房エピソードがある作品なのだ、おじさんクラスタのみなさんはたいへんお好きだろう…!これを語らずしておじさん好きは語れまい。

ところで今回の紹介した漫画なのだが、Amazonのレビューが最新2009年のものだったのが、なんと2022年に新しくレビューが追加されていた。
嬉しくなって手を叩いて喜んでしまった。
思わず腐女子の長年の先輩にもスクショしてLINEを送る勢いだ。テンションも素晴らしい。わかる、わかるぞ、その気持ち…!!素敵なレビューをありがとう。(どこ目線なのか)

最後に少ないページ数で若い小さい筋肉がいましたが!  ほぼ!全編!デカい!ガチムチの!髭のオッサンが!受!!  難点を言うと一つのカップルを追い続けられないところですが、貴重なガチムチ髭オッサン受。 ちょっと攻ちゃん達が若過ぎなケースがあるのも気になるところですが(受ちゃん達の為にもあとしばらくは我慢してよ君たち)、貴重なガチムチ髭オッサン受。 そして攻君が割と力技でくるケースが多いので今後はもうちょい育んで納得の上で最初からイチャイチャしてほしいですが、何せ貴重なガチムチ髭オッサン受なので。  何を差し引いても星が5個になってしまいます。  世界にガチムチヒゲオッサン受(攻と同じか大きいぐらいの)が増えますように。

今回のテーマBGMはこちらでした。それではまた!

*1:内田女史は、基本的に一度ハマったら一気にハマり、アウトプットを大量にし、そしてブームが去ったら(というか自己解釈と合わなくなったら?)描かなくなるタイプの作家先生なイメージで、現在ではあまり"わかりやすくおじさん受け"はほとんど描かなくなってしまったが、根本のカップリング構造等は、いわゆる"ケツ抱き”が多い印象なのでわりと現在も地続きな印象がある。筆者はもちろんケツ抱きも大好きだが、それ以上にわかりやすいおじさんを好むため、某漫画編集と漫画家の話(大好き)以降あまり詳しく追っていないので情報が古い等あればツッコミをお願いします。ケツ抱きってなんやねんという人はこちらをご確認されたし。(わかりやすかった)ちるちるももちろんおもろいです(笑)ケツ抱きはいいぞという勢いだけは感じる

*2:後書き等から察するにおそらくおじさん受けというより歳の差カップル・子供攻めという要素の方が作者としては大事な様子。当時はそもそも受けの設定にこだわりがみられる発言が多くあったのだが、攻めの方にもかなり細かなこだわりをもっていたように思う。これじゃないと萌えん!というようなものが多かったような印象である。

*3:当時別の既刊からこの作品に辿り着いたはずなのだがどうしてこれを持っているのかはよくわからない。とにかく気が付いたら何度も読み返していたしこれを見ながらバカほどおじさん受けを描いていた。

*4:商業BLのレビューサイト。ライターが本当にすごい。個人的にマジですげえ(語彙力0)と思っているのは、コミュニティの”ソムリエ求む””探し物”である。いやそんなん見つからんやろみたいな情報でも何故か知っている野生のすげえ姐さんがいる。怖い。

*5:尊いの意

*6:

kimu3.net

一番最初に好きになったおじさん

物心がついた時からおじさんが好きな人生であったが、確か一番最初に「おじさん」として明確に「好き」と感じたキャラが一人いた。

ちびまる子ちゃんのさくらひろしだった。
せっかくなのでファンアートを描いておこう。(※同人女のやることなので美化ジャンル的な描き方になっている。ご容赦願いたい。)
ひろしのファンアートです

小学何年生だったかすっかり忘れてしまったが、ビジュアル全体と、酒を飲み煙草を嗜み、いい加減そうな発言の数々に妙に心が「ギュン」としたのを覚えている。何人かの少年少女たちの中にもおそらく同じように何かしら心にギュンとくるものがあった人がいただろう。
誰にも特に言う機会もなく大人になってしまったが、自分のおじさん好きはどこから?を話すのであればおそらくさくらひろしになるのではないだろうか…。
とにかく、まず見た目だけで、黒髪で飾り気のない雰囲気に惹かれざるを得ない。やる気のなさげな下がり眉でへらへらとした薄ら笑いもポイントが高い…。素晴らしい…。

随分昔の記憶だったので記事に残しておくにあたって、原作について念の為確認したら、2021年あたりにしれっと集英社オンラインに特集(?)記事があがっていた。のでリンクを貼っておく。

当時アニメを見ていた時はもっとだらしなくてどうしようもない父親感を感じていたが原作のピックアップされた4コマたちは少し印象が変わるようなものが多い。

shueisha.online

4コマを読んでいくとわかるが、当時の自分、見る目がありすぎて天才だなと褒め称えたい。まず一人称からだが「オレ」である。

イイ。

一人称だけでなく全体的な口調も、「お父さん」というより一人自由気ままに生きてきた*1ゆるい男が、そのままなんも変わらず年をとったような雑な言葉遣いで、たいへん趣がある。

……イイ。

「毎年ふつうの男、それがオレさ」「誰か教えてくれねェかなオレのこと…」……読めば読むほど味が出てくる、この男…。(好きすぎて打ち震えながら)
なんなら会社の人と飲むときは割と聞き専のようなムーブをしている。

よすぎんか???

過去の自分、よくやった。根本から性癖が全く変わっていない。安心しました。
何が「イイ」かなどを書くのが本当は必要なのだろうが、ただの自分用の備忘録としての運用をするつもりなので今回はここまで。

ヒロシの魅力については、ちびまる子ちゃんのファンの方が愛のあるブログ記事を書かれていたので、こちらもぜひ読んでもらいたい。

ameblo.jp

*1:※ちなみにヒロシの過去の話があるらしいのだが、原作で触れられているのかアニメの脚本なのかわからない。わりとさわやかな感じの雰囲気だったようだ。詳しい人いたら教えて下さい。

ブログを書くことにしました

自分に向けたおじさんの話をするためだけに、ずいぶんと昔に登録だけして放置してあったはてなブログを動かすことにした。たまにどうしても抑えきれないおじさん・髭・父性への劣情が爆発したら書くことにする。

普段は創作の漫画・イラストにその劣情をぶつけて生きているが、漫画を描こうと思うと物語の構想を練ったり、おじさん以外に考えることが多くそのままぶつけることが難しいし、消化までに時間がかかってしまって消化をやっとできた時には本来の劣情とは違った味や形になっていることがあるので、ストレートに文章で残しておくという行為もやりたくなってしまった。

Xなんかでも一応はつぶやいたりしてはいるが、固定のジャンルの話を長く深くするのは全く向いていない性格をしているし、いかんせんミーハーなものだからできればジャンルを横断したおじさんの話ができる場所が欲しかった。
良質なおじさん・髭・父の自分のメモがここに残しておければ良いなと思う。とはいえ、あまり推敲もきちんとせず、かつ文章も書き慣れていない人間の思いの丈をぶつけているブログなので、読まれることを考慮していない。あしからず。

この文章を読んだ変な人は、pixivなどにおじさんのイラストを投稿しているのでよければ見ていってください。(同じようにジャンル横断していたり、ミーハーで居場所がないひと、握手したい)

www.pixiv.net